言葉はいつも想いに足りない

手放したのは俺の方だ。

でも、今は違う。
きっと水無月は言うだろう。

空に虹がかかった時
素直にそれを綺麗だと言う。

そしたら、俺の答えは一択だ。
そうだねと言って俺は
水無月の事を抱き締めるだろう。

無視など出来ない。
この想いにだけはフタをしたくない。
< 138 / 270 >

この作品をシェア

pagetop