言葉はいつも想いに足りない
仁「君の暴力に耐え君の願いを叶え
例え無理な要求だとしても
応えようと努力した彼女の事を
一生懸命な女性だと俺は思う。」
涙を浮かべながら目を腫らした
水無月と俺の視線がぶつかり合う。
今しかないと思った。
仁「君が彼女の事をこれからも
脅し続けるのなら俺が聞く。
君が彼女を陥れるのなら
俺が彼女の事を守る。彼女の命を
狙うのなら俺の命を懸けて戦うし
彼女の社会的地位を奪おうとするのなら
今の俺に使える最大限の権力で
君に立ち向かうよ。彼女はもう
君の脅しには屈しない。
いや、俺がそんな事は許さない。
...もう彼女は君の所有物ではないよ。」