言葉はいつも想いに足りない

~仁side~


きっといつか後悔する日が訪れる。
心を入れ替えた彼が水無月の事を
迎えに来た時、水無月は
彼の事を選ぶだろう。

真尋「...葵、ごめん。
辛い思いさせて...ごめん。
俺、寂しかったんだ。」

葵「...知ってるよ。」

真尋「いつも不安だった。
明日急に葵が俺の前から
いなくなるんじゃないか。
そう思うと葵を縛り付けて
おきたかった。
俺以外の誰の事を好きに
ならないで欲しいって。
...でも、本当は...多分
葵の事が好きじゃなかった。」
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