言葉はいつも想いに足りない

~葵side~


部長の様子が変だった。

土曜日でも、いつも通りに早起きする
部長が今日はなかなか
リビングへやって来なかった。

心配になって起こしに行くと
天井を見上げたまま部長は
ボーッとしていた。

葵「起きてたんだ。」

仁「ああ。」

さて、何を話そうか。
次に続く言葉が見当たらない。
< 216 / 270 >

この作品をシェア

pagetop