言葉はいつも想いに足りない
部長の事が心配だったのか
部長が私の元から
離れてしまう事が心配だったのか
悲しかったのか喜んだのか
分からないけど、震えた。
葵「それで部長は...
何を考えるの?」
仁「匠海と暮らしたいんだ。」
葵「え?」
仁「妻が死んだからじゃない。
俺はずっとそうしたかった。
妻への愛情は確かになかった。
でも、匠海の事だけは愛してた。
だから、離婚してからも俺は
匠海の親権を争った。」