言葉はいつも想いに足りない
姉「今更、何の用ですか?」
仁「匠海の事でお話があります。
聞きました、匠海を施設に預けると。」
姉「私の事を責めに来たんですか?
見ての通り、うちには余裕がないんです。
例え、妹の子供だったとしても
面倒を見る事なんて出来ないんです。」
仁「いえ、そんな話をするために
伺った訳ではありません。
匠海を私に引き取らせて頂けませんか?」
姉「あなたが?」
仁「匠海は私の息子です。
実の父親がいるのに息子を
施設へ預ける事なんて出来ません。」