言葉はいつも想いに足りない

疑問は沢山残るけど
あまり時間のない私たちは
もう一度タクシーに乗り込み
会場へと向かった。

都内有数の高級ホテルに到着すると
部長はタクシー代を払い降りて行く。

部長の言う通りだ。
こんな高級ホテルに私の
普段着は似合わない。

着飾った少し背伸びした
今の私でも見劣りしてしまうのに
こんな場所に普段通りの服装で
来ていたら· · ·と考えると怖くなった。
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