言葉はいつも想いに足りない
でも、罪滅ぼしくらいには
なると思っていた。
でも、それは俺の勝手な
自己満足だ。
匠海と妻に辛い思いをさせた事に
変わりない。全部、俺のせいだ。
仁「匠海。本当にごめん。」
匠海「何でお父さんまで泣くの?
僕は誰にも泣いて欲しくないから
今までずっと...我慢してるのに。」
仁「いいんだよ、泣いて。
これから先、匠海の事は
お父さんが守るから。
もう強くならなくていい。
お母さんが亡くなって
悲しいのなら泣いていいよ。」
匠海は、俺の胸で泣いた。
当たり前な事だ。
小学4年生の小さな体に起きた
現実にしてはあまりにも悲しすぎる。