言葉はいつも想いに足りない

葵は子供のように泣きじゃくった。
出来る事なら俺も一緒に泣きたかった。

でも、ここで俺が泣けば葵は
不本意な決断をする。
そう分かっていたから
俺は泣かなかった。

葵を愛しているから。
匠海を愛しているから。

葵「部屋を...探して下さい。」

仁「うん。」

葵「なるべく早めに。」

仁「うん。」
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