言葉はいつも想いに足りない
葵「部長の事は好きだけど
やっぱり私は愛せないと思う。
匠海くんの事を。」
仁「うん。明日探してくる。」
葵「お願いします。」
その日、俺たちは同じ布団で眠った。
この生活を失くしたくないと
お互いが思い合っていた。
でも、別々の生活をしなければならない。
翌日、俺は朝早くに家を出た。
早く葵に笑って欲しくて。
辛い思いをさせたくなくて。
すぐにでも葵の居場所を
見つけたかった。
葵の居場所を奪ったのは俺だから。