言葉はいつも想いに足りない

葵「匠海くん、ちゃんと謝って。」

匠海「どうして?」

葵「先に手を出されたとしても
殴った事は事実だから。
殴って怪我をさせた事謝って。」

匠海「...ごめんなさい。」

匠海くんは素直に頭を下げた。

葵「あなたも謝って下さい。」

母親「あなた、何言ってるの?」

葵「先生から聞きました。
あなたが、片親しかいないから
匠海くんがうちの息子に
怪我をさせたんだと疑ったって。
匠海くんを疑った事、きちんと
謝って下さい。悪い事をしたら謝る。
そんなの小学生だって出来ますよ。」
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