言葉はいつも想いに足りない

匠海「帰ろうよ、葵ちゃん。
先生、僕は悪くない。
それでいいんだよね?」

担任「ええ、そうね。」

匠海「だからさ、帰ろ。」

私の少し前を歩く匠海くん。
本当に私はダメだ。

あんな勝手な事を言って
匠海くんに嫌な思いをさせてしまった。
私のせいで明日からまた
匠海くんが嫌な目に遭うかもしれない。

大騒ぎしたせいで、また匠海くんが
白い目で見られるかもしれない。
< 256 / 270 >

この作品をシェア

pagetop