言葉はいつも想いに足りない
~仁side~
匠海からの電話を切った俺は
急いで家へと帰る。
ーガチャ
仁「ただいま!匠海。葵は?」
家に帰るとソファで眠る葵と
その葵に毛布をかける匠海がいた。
仁「ごめん、匠海。
急いで帰ってきたんだけど。
電車が止まってて。」
匠海「寝ちゃったよ。
ずっと二人で待ってたのに。
それ、葵ちゃんが作ってくれた
オムライス。僕の好物だから。」
俺がレンジで温めてる間も
匠海は葵のそばを離れなかった。