言葉はいつも想いに足りない

ーチン

電子レンジの音を聞くと
匠海がそれを取り出し
テーブルの上に置く。

仁「ありがとう。」

俺はオムライスを一口食べ
その味とその優しさに
包み込まれ笑顔になった。

匠海「美味いよね、オムライス。」

仁「ああ。」

匠海「でも、葵ちゃん。
初めてオムライス作ったんだってさ。
...1人でご飯を食べるのが
寂しかったんだってさ。」

仁「そうか。」
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