言葉はいつも想いに足りない
どうして匠海にまでこんな言葉を
言わせてしまうのだろう。
俺のワガママのせいで
大切な人達を傷付ける。
葵「行かせないよ!」
仁「葵。」
匠海「葵ちゃん。」
葵「匠海くんを施設になんて
私が行かせないよ!」
匠海「僕ね、聞いちゃったんだ。
僕がここへ来た日、葵ちゃんは泣いてた。
僕とは一緒に暮らせない。
何で、私が出て行かなきゃ
ならないの?って泣いてた。
葵ちゃんが出て行く必要ないよ。
いらないのは僕だから...」
葵「いらない訳ないじゃん!
大切だって思っちゃったから
仕方ないじゃん!」