言葉はいつも想いに足りない

國光「今夜、どうだね?
このホテルのスイートルームを
取ってあるんだ。」

葵「えっと...あの...」

いいんだよ。
誰からも好かれないダメな
私の事をいいと言ってくれる人が
目の前にいるのだから。

私が犠牲になればまた
取引してもらえるんだから。
...それでいい。

自信を失くした私は何だか
自暴自棄になっていて...そもそも
この場においての正解が
分からなくて...だったら、もう
首を縦に振ろうと思った。
< 30 / 270 >

この作品をシェア

pagetop