言葉はいつも想いに足りない

仁「余計な事を聞いて悪かったな。」

だから、とりあえず
その話題には触れなかった。
慰めの言葉をかけたいけれど
言葉が胸のあたりでつっかえて
うまく言葉にする事が出来ない。

葵「たまに懺悔したくなるんです。」

仁「懺悔?」

葵「私は何の罪も犯してないのに。
誰に対してなのか何に対してなのか
分からないけどどうしようもなく
許して欲しくなるんです。
こんな私でごめんなさいって
謝りたくなるんです。」
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