言葉はいつも想いに足りない

いや、やっぱり一つだけ
リセットされていない。
部長は本当に愛おしい人だ。

仁「怖くないのか?」

葵「何がですか?」

仁「一人で夜道を歩くのは怖くないのか?」

葵「...並木道が好きなんです。
春にはいっぱいの桜が咲いて
夏には緑の葉で覆われて
秋には金色のイチョウに彩られて
冬には冬枯れの木に雪が積もって
1年を通して沢山の表情が見られる
並木道の下を歩いていると
何だか幸せな気持ちになるんです。」
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