言葉はいつも想いに足りない

葵「不便なんです。
パーティーの後とか会食の後とか
そんな時しか部長に伝えたい事を
伝えられないのは不便なんです。」

断られると思った。
こんなむちゃくちゃな理由。
こじつけにも程がある。

でも部長はポケットから
メモ用紙とペンを取り出すと
私に手渡した。

葵「いいんですか?」
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