言葉はいつも想いに足りない

仁「君が聞いたんだろ。」

葵「聞きましたけど...
教えてくれるとは思って
なかったから。」

仁「生憎だけど教えない
理由が見つからない。」

大通りまで出ると
私と部長は分かれた。

タクシーの中でもお風呂の中でも
ベッドの中でも何度も何度も見返した。
私の携帯の中の部長の電話番号を。
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