おじさんとデートしました。



「え~それっていわゆる…」



「援交だよ」



「…そ、それって危険じゃないの!?」



「最初はそう思ってた~!でもホテル行かなきゃいいんだし…ねえ?」



 
「いくらもらってんの?」



 
絵里が目を輝かせながら言う。



 
 「ん~デートだけで1万?
  あ、でもホテルいけば5万はもらえるよ」



 得意気に言う伊藤ちゃん。



 
 「…あたし、やってみたいかも」



 
 絵里がつぶやいた。



 「は!?何いってんの絵里!?
  正気?」



 
 あたしはびっくりした。



 だって、そんなのって…



 悪いことじゃ…?



 
 「ねえ、市岡さん
  あたしたちが悪いことしてるんじゃないんだよ?」



 
 「…え?」



 「あたしたちを買うおじさんが悪いの。
  こっちは一切責任なんてなし。」



 
 マ、マジで平気…?





 

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