ヤルことからはじめよう
運命の判定は如何に!?
***
「それでは鎌田課長、お疲れ様でしたっ!」
俺は慌てて周りを片付け、部署を出ようとした。
「小野寺っ、忘れ物あるぞ」
「うわっと! 慌てすぎて失念してた……」
夕方15分だけ時間をもらって、花屋さんに行った。勿論彼女にプレゼントする花束を買うために。
デスク横に水の入ったバケツを設置して、挿していた花束を忘れてしまったのだ。
「課長、有り難うございます。失礼しますっ!」
シュババッと花束を手にして、急いで待ち合わせ場所に向かった。既に時間は午後10時、予約していたレストランもキャンセルとなっている。
さて、どうしたもんかな。
走りながら、この後の予定をない頭で一生懸命に考えた――
「それでは鎌田課長、お疲れ様でしたっ!」
俺は慌てて周りを片付け、部署を出ようとした。
「小野寺っ、忘れ物あるぞ」
「うわっと! 慌てすぎて失念してた……」
夕方15分だけ時間をもらって、花屋さんに行った。勿論彼女にプレゼントする花束を買うために。
デスク横に水の入ったバケツを設置して、挿していた花束を忘れてしまったのだ。
「課長、有り難うございます。失礼しますっ!」
シュババッと花束を手にして、急いで待ち合わせ場所に向かった。既に時間は午後10時、予約していたレストランもキャンセルとなっている。
さて、どうしたもんかな。
走りながら、この後の予定をない頭で一生懸命に考えた――