恋ってやつを教えてやるよ。
なぜかジロを女慣れしたそこそこの遊び人か何かだと勘違いしているようで、こうしてご自慢のEカップを使って、やたらジロを誘惑してくるのだ。
まぁ、ジロに関しては、そこらの女の子を100人切りできるくらい顔だけは良いから、遊び人と勘違いする気持ちもわからなくもないけど……。
「岡部。おっぱいは嬉しいけど、お前は邪魔」
「やーん!仁郎くんのエッチ」
ジロは、全く興味がないらしい。
おっぱい以外には。
「つーか、お前何?何か用?」
「やーん!仁郎くん冷たぁーい!さっき言ったでしょう?まりんは仁郎くんと遊びたいの!」
「お前が言う遊びとか、なんかこえーわ」
「うふふ!仁郎くん鋭い!仁郎くんとならデートでも嬉しいけど、仁郎くんがお望みなら、まりんのおっぱい触らせてあ・げ・る」
────ブホッ!
「美恋。お前、何吹いてんだ」
「ゲホッ!ゲホッ!」
しまった。
あまりにも刺激的な会話過ぎて、私が動揺してしまった……。
いやいや、ダメでしょ。
触らせちゃダメでしょ岡部さん。
つか、おいジロ。
お前は女子に免疫ないくせに、何でそんな平然とした顔してられんだ。