桜恋華
「んだよ、いわねぇならもう行くぞ。」



「私、私は、この時代よりずーーーっとあとの未来からきたんです。」


「「「は?」」」



案の定、3人はあいた口が塞がらないというが相応しいほどにあんぐりと口を開け放っていた。


「やはり、信じてもらえないでしょうか?」




諦めかけたその時、



「わいが連れてきたんや、この激動の時代に。」


そこにはさっきまで沖田さんにくっついていたあのブタさん。

「なっ…」

「ブタが」

「喋って……?」


これまた驚きを隠せない三人衆。



「誰がブタやねん!わいは神様や!か・み・さ・ま・や!よー覚えとき!」


「なぁ総司。俺、幻聴聞こえるわ。」

「ええ、私もです。土方さん。」


「あぁ?ぶっ…」



ばっちん!



この音は……



「いてェよ(-_-メ)。」


「あははは
どーやら夢じゃなさそうですね!痛かったですか?」



「……あとで覚えていやがれ……」


「もーわすれましたぁ♪」

「………」





あたし完璧に



無視された(T_T)
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