桜恋華
「おまっ…、架ほんまに正気か?」



「うん。」



「うんってなぁ…」



「架さん?ここは仮にも壬生浪士組の屯所ですよ?」


「そうだぜ!こんな男所帯に女の子一人置けるわけ……」



「ったく、一体どうやったらそんな突拍子のねぇ台詞が言えんだ。ダメだ!お前みたいな女に隊士が務まるわけがねぇ。」


完璧になめきってる。
あたしは賭をすることにした。
剣道部主将のあたしの実力。



認めてもらうまで、退かない。絶対に!!




「剣には自信があります。5人抜き、いえ、何人抜きでも構いません。あたしを試験してください!お願いします!!」





あたしは土下座して土方さんに頼み込んだ。
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