桜恋華
「おまたせしました。
よろしくお願いします。」
深々と頭を下げる架のまえには満面の笑みを浮かべた、天才剣士、沖田総司。
「えぇ、こちらこそよろしくおねがいします。はい、架さん、竹刀です♪」
「へ?」
手渡されたのは確かに竹刀。でもあたしはもう持って……
「なかった(T_T)」
『あははははははははは……』
「入隊試験に竹刀も持たずに挑むたぁ、とんだ女子もいたもんだぜ!」
くすくすと笑っている沖田さんと、腹を抱えて大爆笑する皆様。
と、いつの間にかやってきた土方さんと、そのうえにいるあのブタさん。
こちとら緊張してんのに…なんなのさ〜〜(T-T)
「し、失礼しました…」
腹立ったけど、とりあえず謝っておこう。