桜恋華


「さ、始めようか。」



頑張れおちび〜

吹っ飛ばされんなよ〜




周りから飛び交う馬鹿にしたような言の葉。


いらいらしてきたけど、ここは軽くかわすことにした。




「そちらからどうぞ?架さん」


「……………」




完全になめきってるな。
私は目を閉じて全神経を集中させた。




「そちらからこないなら、先に行きますよ?」





次の瞬間




あたしは目を開けた。




「来い!」
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