桜恋華



「ん?
やだなぁ、架さん。ちゃんと目開けてないと、怪我しちゃいますよ?」




くすりと笑うも、腹の中では絶対に笑ってない。

見ていなくともわかる。
構えが変わってる……



左肩を引き、右足を出し、半身に開く。



これはまさに




天然理心流、平星眼。



「はぁーーーー!!」





この気の流れ……






「断ち切る!」





カラーーーーン…





「え…」





< 31 / 62 >

この作品をシェア

pagetop