桜恋華
「お前、かなり霊力あるやろ?」
「れーりょく?あるかい、んなもん!」
「嘘ばっかし!霊感ありまくりやんけ!わいに隠すなんて無理やねん!わいが見えるのが、なによりの証拠や!」
「あれぇ〜?どこだ?どこから声が?」
あからさまにばれると解りながらも必死にとぼけるあたし。なんて惨めなの?
「とぼけてももう遅いちゅーねん。阿保んだら。」
怒られた。しかもブタに。
「はい、スミマセン。
ってことは、あんた、ホントに神様!?」
「せやから、さっかからそうゆーてん。ほんまに物分かりの悪いやっちゃなぁ〜はぁ。」
「信じらんない。」
信じられるわけないって!普通。
「あーもぉええわ。嫌でも信じなあかんくなるさかい。おまえにつきおーとったら気が遠くなりそうやわ、本題に入るで。」
「はいどうぞ。」
この際もうどうにでもなれーっっ!