アスカラール
「それって、デートの誘いってヤツ?」
そう聞いてきた成孔に、
「デートの誘いってヤツです」
美都は答えた。
「私、沙保ちゃんと一緒に行こうって約束をしていたんですけど…でも、その人も沙保ちゃんと一緒に行きたいから勇気を出して誘ったんだろうなって思って」
「思ったから、どうしたの?」
「沙保ちゃんに、その人と一緒に行ってきなよって言いました」
何故だか沈黙が流れた。
「えーっと…それはつまり、美都は1人で七夕祭りに行くって言うことだよね?」
「はい、沙保ちゃんは他の人と行きますから。
ああ、大丈夫です。
私は他の人を誘って一緒に行きますので」
「あのさ」
美都をさえぎるように、成孔が話を切り出した。
そう聞いてきた成孔に、
「デートの誘いってヤツです」
美都は答えた。
「私、沙保ちゃんと一緒に行こうって約束をしていたんですけど…でも、その人も沙保ちゃんと一緒に行きたいから勇気を出して誘ったんだろうなって思って」
「思ったから、どうしたの?」
「沙保ちゃんに、その人と一緒に行ってきなよって言いました」
何故だか沈黙が流れた。
「えーっと…それはつまり、美都は1人で七夕祭りに行くって言うことだよね?」
「はい、沙保ちゃんは他の人と行きますから。
ああ、大丈夫です。
私は他の人を誘って一緒に行きますので」
「あのさ」
美都をさえぎるように、成孔が話を切り出した。