50°milk
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「咲良(さくら)!」
聞き慣れた声に振り向けば、そこにはいつもと変わらない笑顔で 乃亜が手を振りながら走って来る
「おはよう、乃亜(のあ)」
少し息を切らしながら 乃亜は私の肩に手を置いて
「おはよう、歩くの速すぎる!」
って
「そー?私には普通なんだけどな。
乃亜がちっちゃいからじゃない?」
少しニヤついて彼女を見れば、乃亜は少し頬を膨らませ
「チビな上にコンパスまで短いって?」
深読みは彼女の得意技で、単純な私はいつも乃亜の発想に感心する
「またー、そこまで言ってないでしょ。
早く教室行こ。」
少し甘えた様に 乃亜に腕を絡ませると、
「どーせ咲良には 何一つ敵いませんよーだ!」
と、不貞腐れながら頭を私の肩に寄せた。
…可愛い
そう、乃亜は色白で小さくてフワフワしてて
とても可愛い
私に敵わないなんて謙遜も甚だしい。
聞き慣れた声に振り向けば、そこにはいつもと変わらない笑顔で 乃亜が手を振りながら走って来る
「おはよう、乃亜(のあ)」
少し息を切らしながら 乃亜は私の肩に手を置いて
「おはよう、歩くの速すぎる!」
って
「そー?私には普通なんだけどな。
乃亜がちっちゃいからじゃない?」
少しニヤついて彼女を見れば、乃亜は少し頬を膨らませ
「チビな上にコンパスまで短いって?」
深読みは彼女の得意技で、単純な私はいつも乃亜の発想に感心する
「またー、そこまで言ってないでしょ。
早く教室行こ。」
少し甘えた様に 乃亜に腕を絡ませると、
「どーせ咲良には 何一つ敵いませんよーだ!」
と、不貞腐れながら頭を私の肩に寄せた。
…可愛い
そう、乃亜は色白で小さくてフワフワしてて
とても可愛い
私に敵わないなんて謙遜も甚だしい。