ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
「ただいまー!!」
「お帰り、光輝!」
学校から帰って来た俺を、専業主婦だった母さんはぎゅっと抱きしめた。
俺は、母さんが大好きだった。
独りっ子だったから、母さんは俺にたくさんのものを与えてくれた。
愛も、欲しいものも、何もかも。
母さんは、俺の全てだったんだ。
「光輝は本当に母さんが好きだなぁ」
父さんは仕事が終わって帰ってくるなり、母さんの隣にひっついていた俺を見て、そう笑った。