ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
ぎゅっと胸が締め付けられて、
思わず何も言えなくなった。
「……あ……と」
名前を呼んで、背中を撫でることしか俺にはできない。
「……っ、会いたかったよ兄さん。ずっとずっと会いたかった。もう会えなかったらどうしようって思って、それでも目覚めるの信じて、寂しかったけど、ずっとずっと目覚めるって言い聞かせて、待ってたよ」
その言葉は、重く重く俺の心に突き刺さった。
寂しかったよな。
そうだよな。
たった独りで取り残されて、寂しくないわけないよな。
「……あや……と。
……ごめ………んな」
それでも俺は、お前を守りたかったんだ。