ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
「……っ、親父っ!! か、母さんは?」
俺はその足をつかみ、あらん限りの声で叫んだ。
「……あいつは男に騙され、殺された。俺と言い、本当にあいつはつくづく男運の悪い女だ。
ほら。お前の相続だよ。100万円だ。良かったな」
………嘘だ、そんなん。
親父は、束になったお金を座っていた俺の前に投げ捨てた。
「信じたくないなら調べてみるといい、この出来損ない。
墓は、この街の山奥にある」
その言葉を聞くのを最後に、俺の意識は途切れた。