ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
「光輝、お願いよ。
頼りたい時には頼ってよ。
……家族って、ただ一緒にいるだけじゃない。
辛い時には相談して、辛みを分け合うのが家族でしょ?
あたしにとって、光輝は幼馴染の前に家族みたいなものなのよ。
光輝は、違うの……?」
俺だってそう思ってた。
そう思いたかった。
それでも……っ。
「……相談したら、手放されると思ったよ。
あの女は、俺が一番頼りたい時に姿を消したんだっ!!」
俺は……ただの怖がりだ。
どんな反応されるか怖くて、人に相談することすらもろくにできない。