ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
「……悪い、フェアじゃないよな。
俺はお前の過去知ってんのに、俺は自分の過去話さないのは……」
朔は片手で顔を隠し、静かに言った。
「翼咲って、お前に自分の過去明かしたんだっけ?あいつの腕もう完治したけど」
「ああ」
「じゃあいいや。俺も話す。
……たぶん、お前の想像通りだよ。
俺は、キャバ嬢と黒服の一人息子だ」
朔は暗い瞳をして言った。