ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
自分のことも大してできないのに、
俺は今、どうしようもなくこいつをほっといたらダメだと思った。
「……悪い、やっぱ話すんじゃなかったわ。
飯食ったら帰れ」
顔を俯かせ、朔はいった。
なあ朔、なんでそんなにも泣きそうな顔でいうんだよ……。
「……っ、断る」
「は?」
「朔乃、お前が夕方に言った言葉、そっくりそのまま返してやるよ。……ほっといたら死にそうな顔してんじゃねぇよ」
俺は朔を睨みつけて、言い放った。
「アハハハハ!!……あーもうダメだわ。
泣きそう」
直後、朔は声を上げてわざとらしい程に笑った。