ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
朔、俺はあんたの本音が知りてぇよ……。
「俺、松浦ん中じゃ翼咲にしか弱音吐いたり素で話したりしたことねえんだから、マジ勘弁しろよ……」
朔は片手で顔を隠して、涙を流しながら言った。
「朔……俺は、お前みたいになれなかった。
笑顔なんてろくに作れなくて、無愛想で、泣いてばっかだった。
でも、少しずつ笑えるようになったんだ。
お前も、白龍にいたら変わる」
「……だから、俺いれねぇって。
借金取り来たら完全に迷惑野郎だろ」
朔はもしかしたら、そう言ってやりたいこと全部自分だけやらないようにしてきたのかもしれない。
俺を励ましたのは、自分は人生諦めてるから、俺には諦めないで欲しいって意味だったのか……?
「……仲間がやったことを、誰が迷惑なんて思うんだよ」