もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
なら、あたしも勇気を出さなきゃ…
「あたしは、円ちゃんって呼んでもいいかな?」
「は、はい!いや、えっと…うん」
『じゃぁ、俺は藍ちゃんって呼ぶ!
ちゃん付けならいいだろー!拓叶?』
『…まぁ、ちゃん付けなら』
拓叶!?
『けど、触ったら…怒る』
『ぷっ、あはは!
どんだけ藍ちゃん愛されてんの!!
くそ〜、そんなこと言ってみてぇ』
『水瀬!』
『照れんなよ〜拓叶』
「ふっ、ははっ」
『川たん??』
「羨ましくて…
ずっと、教室の隅っこでみんなを見てて…
杉崎さんと話してみたくて、でもなかなか勇気が出なくて…もっとみんなとお話ししたかったのに…」
円ちゃん…
そんなこと思ってくれていたんだ。
友達が欲しかった気持ち…少し分かる。
あたしもきっと、どこかで寂しがってたんだ。