もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



自分以外が、みんな楽しそうに見えてた。


つまんない学校ってずっと思ってた。


だけど、この四人なら…

この気持ちが変わるかもって思えてきた。



『川たん、もう寂しい思いさせないよ?』


「え?」


『俺らが居るからよ!』


「ははっ、確かに」



あたしが円ちゃんに笑いかけると、円ちゃんはみるみる嬉しそうな顔をしてくれた。


“俺らが居る”か……


なんか、魔法の言葉のように聴こえる。



『よし、じゃぁ決めるか?』



拓叶が話を切り出すと、みんな頷いた。


友達…仲間…


綺麗事だって、思いはもう無くなってきた。


変わろう。


漣くんがくれた、せっかくのチャンスなんだ。


もう、教室に入るのが怖くなくなるように…






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