もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
友達がいることで、休み時間が楽しくて…
あっという間に放課後になった。
今日は拓叶のバイトがない日。
だからちょっと嬉しい…
『な!!
今日、予定空いてるか?
川たんも!』
放課後になって、漣くんが声を掛けた。
「私は空いてるよー?」
『お!
お前らは!?』
拓叶と顔を見合わせて頷いて
『「空いてる」』
『ははっ、何ハモってんだよ!
まぁいい、寄り道しようぜ!』
「寄り道…したいしたい!!」
さっそく円ちゃんが目を輝かせた。
確かに、放課後の寄り道とは高校生ならではだ。
誰もが憧れを抱くだろう。
円ちゃんはいつも基本、クラスのみんながほぼ帰ってからゆっくり、いつも教室を出るタイプだった。
そんな円ちゃんも憧れだったんだなー。
『で、どこ行くの?』
『駅前のクレープ屋!
ずっと気になってたんだよなー!』
クレープ…
そういや…食べたことないや。