もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



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学校を後にして、駅前のクレープ屋に着いて、各々好きなクレープを注文した。



「本当にいいの?」



あたしが個人でクレープを注文した時、拓叶も一緒に注文してきたせいでお会計が合算になってしまった。



『いいって、気にすんな』



そうニコッと笑って、拓叶はあたしの分もお金を払ってくれた。


あたしもバイトして…拓叶に何かしよう。

奢ってばっかりじゃ嫌だ。



『お、来たきた。
じゃぁ、食べようぜ!』



先に買った漣くんと円ちゃんが席を取ってくれていた。


椅子に座ると、みんなで「いただきます」をした。


漣くんも円ちゃんも、ニコニコしてクレープを頬張っている。


それを見るだけで、もう充分な気持ちになれる。



『美味い…』



隣の拓叶も一口食べた感想を零した。




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