もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
それでも、どうしても頭から龍也くんの声が消えない…
あたしの知っている龍也くんは居なかった。
まるで別人みたいに…
あたしが恋していた…大好きだった龍也くんは…!!
「龍也くん…龍也…くん」
『藍…おい藍!!』
「怖…いよ…」
涙が止まらなくて、もう…
すると拓叶はグッと、あたしを胸に引き寄せた…
『俺の胸の音、聴こえるか?』
その声に落ち着かせるようにして耳を澄ます…
「…聴こ…え、る」
ドクドクドクッて…───
拓叶の鼓動…早い