もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開


あぁ、もう!!



あたしは一瞬だけの触れるキスをした。



『短…』



そうクスッと笑った拓叶。



「だって…」


『で、もう大丈夫なのか?』


「うん…ごめん。心配かけて」


『まさかばったり会うとはな…』



はぁーっとため息をついて、壁に持たれた拓叶。


たくさん心配かけちゃったな…


でも拓叶が居なかったら…その場から動けなかっただろう。



『でもまぁ、気にすんなよな?
まだ、無理に話さなくていいから』


「ありがと…」



やっぱり、拓叶は無理に踏み込んでこない。


だけど、あたしが全てちゃんと話さなきゃ…

そうしないと拓叶の胸の内には踏み込めないよね。





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