もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
あれから店内を案内してもらい、従業員さんにも挨拶を済ませた。
『杉崎さん、これからよろしくね?』
「あ、はい…」
声を掛けられたのは確か…榛名先輩
高身長でエプロンをスッキリ着こなして、顔が整っている…いわゆるイケメンってやつ?
あたしはパッと見、苦手だ。
『杉崎さんって高校生?』
「高2です」
『じゃぁ、三つ下か。』
ってことは、榛名先輩は大学2回生か。
『分からないことあったら、なんでも聞いて?
俺、ここ3年目だからさ』
そう笑うと榛名先輩はあたしの肩を優しく叩いた。
うぅ…優しそうなんだけど、苦手だ。