もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




な、なんで居るの?


とりあえずお疲れ様って言わなきゃ…



『初バイト、お疲れ!
はい、これは俺からね』



すっと手に渡されたのは、りんごジュースだった。



「あ、ありがとうございます…」


『ははっ、そんな固くならないでよ?
家、どっち?暗いから送るよ』


「いえ、大丈夫ですので…」



ほんと、そんな馴れ馴れしくしないでよ…

親切心なんだけども…

龍也くんと同じ三つ上という事から、少しどうしても距離を置きたくなる。

年上の男の人がまだ怖い…



「すいません…お疲れ様でした」



そう言ってとりあえず、離れたくて走った。





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