もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



テーブルにはお味噌汁、卵焼き、サラダ、鮭、白ご飯といった夜ご飯が用意されていた。


湯気が出てる…



「温め直してくれたの?」


『うん。
21時に終わって帰った頃に、すぐ食べられた方が良いかな…ってさ』


「ありがとう」



拓叶の優しさに笑顔で返すと、拓叶も少し優しく微笑んでくれた。


でもやっぱり、気分が低く見える…


どうしよう…

なんか…話題!



「今日、初バイト楽しかったよ!」


『へー、どうだったの?』


「覚えることいっぱいで…」


『ははっ、まぁ、初めはそうだよ。
ゆっくり、頑張っていけばいいよ?
ほら、食べな?』


「うん。
いただきます!」



手を合わせると、拓叶も笑って手を合わせた。


拓叶はもう、一人じゃないよ?

あたしが側に居るから…



そう心の中で拓叶に言って、お味噌汁を飲んだ。


温かくて…優しい味がする。

すごく…美味しい





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