もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
拓叶の吐息が首筋を擽る…
『このまま…離したくない。』
「たく…と」
そのまま唇を奪われる…────
混ざり合う甘い吐息…
『俺の心…もっと満たしてよ』
「もう…」
拓叶と見つめ合って、あたしは拓叶の首に腕を回して何度もキスをした。
ゆっくり唇を離して、拓叶をみつめる…
今、自分の目がとろんとしているのが分かる。
「あたしにもっと…甘えてよ…
たまには弱音…聞かせてよ…」
『…ったく。
俺はお前に何度、惚れ直せばいいんだよ』
「…あっ//////」
拓叶の手が服下から伸びてきて、肌に直で触れられて…
『可愛い声出して…誘ってる?』
「なっ!!」
『ばーか。襲わねぇよ?
バイト終わりで疲れてんだろ?』
優しく笑って、拓叶はあたしを抱きしめて頭を撫でてくれた。
『お疲れ様。』
「ありがとう…」
その一言に、疲れが和らぐ…
『指、切ったの?』
「あ、うん。
でも、大した事ないから」
『ダメ。
ほら、絆創膏貼り直すから』
箱から絆創膏を取り出して、手を引っ張られた。
真っ赤に染まった絆創膏を剥がすと、拓叶は新しい絆創膏をきれいに貼ってくれた…
「ありがと…」
『ん。
今日は色々傷口に染みるかもな…
今日の洗い物、俺やるから』
優しく笑ってくれる笑顔に安心する。
いつも、優しくされてる…
ほんとに…ありがとう。