もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




拓叶と微笑み合った後、あたしはベッド周辺に散らばっていた薬を拾い集めた…



『ごめん…』


「抗うつ薬でしょ。
あたしも少し飲んでたから、副作用の辛さ分かるよ…」


『藍…』


「これからは…辛かったら辛いって言ってよ。」


『…』


「それに、一人で泣かないでよ?
辛さや悲しみや喜び…全部半分個がいい」



薬を全部拾い集めて、拓叶に渡そうとすると、拓叶の目から一筋の涙が見えた…



「拓叶?」


『ひくっ…バカ…お前がそんなこと言うから…ひくっ』


「一人で強がらないでよ。」



そう言って拓叶を優しく抱きしめた。




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