もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
片付けを済ませて、二人してベッドに座る。
何も予定がないからか、ゆっくりした時間の流れが心を落ち着かせる…
何気なく置いた手に、手を重ねられて互いにみつめ合い…優しいキスをする。
ゆっくり唇を離されて、伏せた目を開けた途端…
「わっ!?」
身体を押し倒されて…
「ちょ…拓叶」
『はぁー…ダメだ。
藍が好き過ぎて…離れたくねぇ』
胸にぼふっと顔を沈められてもう恥ずかしくて顔が火照る…
「拓叶…」
その声に、拓叶はまた優しくキスをすると、どこか悲しそうな表情で今度はぎゅっと抱きしめらた。
『外に出る時たまにさ、時々子供が親に「あれ何?これ何?」って聞くのに対して親は、子供と同じような目線で「あれはね」って答えるんだ』
「うん」
『俺、親に「あれはね」って言われたことないんだ。』
「え?」
自分の子供が聞いてるのに?